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2026年03月01日
アイピピライブツアーニマルニロク LiveTour2026 開催のお知らせ
2026年3月7日(土)、ELANでは「アイピピライブツアーニマルニロク LiveTour2026」を開催いたします。 料金は前売4,000円・当日4,500円です。
音楽とコーヒーが出会う「ライブ喫茶」という場所
「ライブ喫茶って、普通のカフェと何が違うのですか?」と、初めての方からよく聞かれます。 一番わかりやすく言うと、「おいしいコーヒーを味わいながら、生の音楽や良質な音源をじっくり楽しめる喫茶店」です。
ELANは、名古屋・熱田区にある大人の隠れ家的なライブ喫茶です。 広く落ち着いた店内に、グランドピアノやドラムセットが置かれたステージがあり、日によってはライブやイベント、日常的にはレコードの音に包まれた時間が流れています。
ライブ喫茶の魅力は、次のような点にあります。
- 生演奏を「至近距離」で味わえる
- プロ・アマ問わず、さまざまなミュージシャンがステージに立つ
- レコードや音源を、家庭のオーディオでは味わえない音質で楽しめる
- コーヒーや軽食と一緒に、会話も含めて音楽時間を楽しめる
たとえばある平日の午後。 仕事帰りにふらりと立ち寄ったお客様が、カウンター席でブレンドコーヒーを片手に、ジャズのレコードに耳を傾けていました。 間もなく、常連のサラリーマンのお客様が入ってきて、「今日の一枚は何ですか?」とひと言。 「60年代のモダンジャズですよ」とお声がけすると、「お、渋いですね」と笑いが生まれ、初対面同士が音楽の話で自然とつながっていきました。
ライブ喫茶は、音楽の”観客”であると同時に、その空間を一緒につくる”参加者”にもなれる場所です。 拍手や息づかい、カップを置く小さな音までもが、空間の一部として音楽に溶け込んでいきます。
音楽用語がわからなくても、まったく問題ありません。 たとえば「ジャズ」は、決められたメロディだけでなく、その場で演奏者がメロディを生み出していく「即興演奏(アドリブ)」を楽しむ音楽です。 難しく考えず、「さっきと違うフレーズになった」「ここで雰囲気が変わった」と、ちょっとした変化を味わってみてください。 ライブ喫茶ELANは、そんな”音の変化”を、コーヒーを飲みながら気軽に感じられる場所です。
ELANの空間と音響がつくる「包まれるような音」
ELANの店内は、オーナー自らが設計したこだわりの空間です。 扉を開けると、ふわっと漂うコーヒーの香りとともに、壁一面に並ぶレコードジャケットが目に飛び込んできます。 ゆったりとしたテーブル席に加え、ステージを正面から眺められる席、ひとりでじっくり音に浸れるカウンター席など、過ごし方に合わせて席を選んでいただけます。
音の要となるのが、JBLの名機「model 4344」スピーカー。 スタジオモニターとしても知られる大型スピーカーで、低音から高音までを力強く、かつ繊細に再生してくれる機材です。 簡単に言うと、「ライブ会場のような迫力」と「レコーディングスタジオのような細やかさ」を両立したサウンドを味わえる存在です。
さらに、ELANには「レーザーターンテーブル」という、少し珍しいプレイヤーがあります。 通常のレコードプレイヤーは”針”でレコードの溝をなぞって音を拾いますが、レーザーターンテーブルは”光”で溝を読み取ります。 そのため、レコードに負担をかけにくく、針では拾いきれないニュアンスまで、クリアに再現できるのが特徴です。
音楽用語でいう「音像(おんぞう)」とは、スピーカーの前に”音の像”が立ち上がる感覚のことです。 たとえば、ボーカルが真正面にふわっと浮かび、ピアノが少し左側、ドラムが奥の方に感じられる——そんな立体的な音の配置を指します。 ELANの音響は、この音像がとてもはっきりしているので、「目を閉じると、目の前にステージがあるみたい」と言ってくださるお客様も多いです。
ある日の夜、クラシックのレコードをかけていたときのこと。 初めて来店されたご夫婦が、最初は小声で会話をされていましたが、やがて音に聴き入るように静かになり、終曲のあとにふっと息をついて、「こんなに音に包まれる感じは初めてです」とひと言。 奥様が「家で聴いているCDと同じ曲なのに、まったく別世界ですね」と続けてくださり、こちらも胸が熱くなりました。
ELANの音響の特徴をひと言で表すなら、「音に包まれる安心感」と「一音一音の生々しさ」が同居していることです。 ライブ時には、ステージからの生音と、スピーカーからの音がバランスよく混ざり合うように、オーナーが細かく調整を行います。 初めての方でも、耳が疲れにくく、長い時間音楽に浸っていられる空間を目指しています。
レコードとライブが紡ぐ「時間の記憶」
ELANの壁一面に並ぶレコードは、時代もジャンルもさまざまです。 ジャズ、ロック、ポップス、昭和歌謡、クラシック……と、どの世代の方でも「懐かしい」と感じる一枚、「これは初めて聴くけれど惹かれる」という一枚に出会えるよう、幅広いラインナップを揃えています。
「レコードって、CDや配信と何が違うのですか?」と聞かれることもあります。 レコードは、溝に刻まれた微細な振動を拾って音にする、いわば”音の刻印”のようなものです。 わずかなノイズや空気感も含めて、その時代の音楽の「温度」や「空気」をそのまま閉じ込めているのが、レコードならではの魅力です。
ELANでは、店内のレコードはリクエストしていただくと、その場でレーザーターンテーブルで再生できます。 「若い頃によく聴いていた曲を、久しぶりにレコードで聴きたい」と言って来店されるお客様も多く、曲のタイトルだけでなく、「ジャケットは青っぽくて、街灯の写真が印象的で……」といった記憶を頼りに、一緒に探すこともあります。
ある常連のお客様は、毎月一度、ご自身の”青春の一枚”を聴きに来られます。 ステージの照明を少し落とし、そのアルバムのA面からB面までを通して再生すると、曲が進むごとに表情が少しずつ変わっていきます。 最後の曲が終わるころ、「学生時代、この曲を聴きながら友達と朝まで語り合ったんですよ」と、当時のエピソードを話してくださるのが恒例になりました。 音楽は、時間を巻き戻すタイムマシンのようなものだと、あらためて教えていただいています。
もちろん、レコードだけではありません。 ELANでは、ピアノやボーカル、ジャズコンボ(少人数編成のジャズバンド)、弾き語りなど、さまざまなジャンルのライブも開催しています。 「コンボ」とは、数人で演奏するジャズの編成のことで、たとえばピアノ・ベース・ドラム・サックスといった組み合わせで演奏されます。
2026年3月7日(土)には、「アイピピライブツアーニマルニロク LiveTour2026」を開催予定です。
前売4,000円・当日4,500円で、音楽に集中して浸れる昼下がりのライブです。
初めてライブに参加される方の中には、「拍手のタイミングがわからない」「途中で席を立ってもいいの?」と不安に思われる方もいらっしゃいます。 ELANでは、過度な形式にとらわれる必要はありません。 演奏が一区切りしたときに、自然と手が動いたら拍手をしていただければ大丈夫ですし、体調やご都合に合わせて、そっと席を立つことも問題ありません。 “音楽を楽しむ気持ち”さえあれば、服装も、知識も、ルールも、特別なものは必要ありません。
コーヒーとドリンクが支える「耳と心のリセット時間」
音楽をじっくり楽しむためには、耳だけでなく、体も心もリラックスしていることが大切だと考えています。 ELANでは、ライブやレコードの音に負けないような、でも主張しすぎない”相棒”として、コーヒーとドリンクにもこだわっています。
たとえばブレンドコーヒーは、音楽を聴きながらゆっくり飲んでも最後までおいしく感じられるよう、ほどよいコクとまろやかな後味を意識しています。 深煎りの豆は香りが豊かで、ジャズのしっとりとしたバラードや、昭和歌謡の懐かしいメロディによく似合います。 一方で、明るく爽やかな曲が続く日には、少し酸味のあるコーヒーや、すっきり飲めるソフトドリンクを選ばれるお客様も多いです。
音楽用語でいう「BPM(テンポ)」が速い曲、つまりノリの良いアップテンポな曲は、気分を上向きにしてくれます。 そんなときには、炭酸の効いたドリンクや、香りのはっきりしたコーヒーを合わせると、耳だけでなく体もシャキッとしてきます。 逆に、テンポがゆったりしたバラードには、温かいコーヒーや紅茶を合わせると、気持ちがすっと落ち着いていきます。
ある日、音楽初心者の学生さんが、「レコードもライブも初めてで、ちょっと緊張します」と言って来店されました。 メニューを見て迷っていたので、「最初の一杯は、音楽の”休符”みたいに、一息つける味がいいかもしれませんね」とお声がけして、飲みやすいブレンドをおすすめしました。 「休符」とは、音楽の中で”音を出さない時間”のことで、音と音の間にある静けさが、かえって音楽を引き立ててくれます。 コーヒーをひと口飲んで、少し肩の力が抜けたように見えたその学生さんは、帰り際に「思っていたより、ぜんぜん入りやすかったです。また来ます」と笑顔で帰っていかれました。
ELANは、アルコール類も含めて、ライブの内容や時間帯に合わせたドリンクを提案することもあります。 昼のライブではコーヒーやソフトドリンク、夜のジャズライブでは、音に寄り添うお酒を選ばれるお客様も少なくありません。 「今日はどんな音楽ですか?」と気軽に聞いていただければ、「それなら、このあたりのドリンクが合うかもしれません」とご案内いたします。
音楽とコーヒーは、どちらかが主役でも、もう片方が脇役というわけではありません。 一杯のコーヒーがあることで、音を聴く時間が”自分のためのひととき”に変わり、そのひとときがあるからこそ、コーヒーの味も記憶に残ります。 ELANは、その二つが自然に重なり合う時間を、大切にしているお店です。
人が集い、名古屋とつながる「ELANというコミュニティ」
ELANがあるのは、名古屋市熱田区外土居町。 熱田神宮にもほど近いこのエリアは、古くから人の行き来がある場所で、下町らしい温かさと、名古屋らしい”ほどよい都会感”が混ざった街です。
名古屋は、自動車産業やビジネスのイメージも強い街ですが、一方で、ジャズ喫茶やライブハウスなど、音楽文化が根付いている土地でもあります。 ELANは、その中でも「昼は喫茶、夜はライブも楽しめる場所」として、地元の方はもちろん、遠方からのお客様にも足を運んでいただいています。
常連の方々は、必ずしも”音楽通”というわけではありません。 「レコードジャケットを眺めるのが好き」「コーヒーを飲みながら静かに本を読みたい」「たまにライブを聴いてリフレッシュしたい」——そんな日常の延長線上にELANがあります。 もちろん、音楽好きの方が演奏を聴きに来てくださることも多く、演奏者とお客様、初めて来た方同士が自然と会話を交わす光景もよく見られます。
印象的だったのは、名古屋に単身赴任で来られたお客様のエピソードです。 「転勤したばかりで、この街に知り合いがいなくて……」と、最初は少し緊張した面持ちでカウンターに座られました。 好きな音楽をお聞きすると、「昔はロックばかり聴いていましたが、最近は静かな曲も好きで」とのこと。 そこで、ロックバンドのアコースティックライブ音源と、落ち着いたジャズボーカルのレコードを続けておかけすると、「なんだか、ここに来ると”帰ってきた”感じがします」と言ってくださるようになり、今では月に何度も遊びに来てくださる常連さんになりました。
名古屋という土地柄、出張や旅行で来られる方も多く、「熱田神宮に参拝した帰りに寄りました」「名古屋駅から少し足を伸ばして来ました」といったお声もいただきます。 観光の途中でひと息つきたいとき、旅の記憶に残る”音の時間”を探しているときにも、ELANはぴったりの場所です。
2026年3月7日(土)の「アイピピライブツアーニマルニロク LiveTour2026」は、そんなELANの空間で、”旅する音楽”を感じていただけるライブになるはずです。 名古屋にお住まいの方はもちろん、近郊から、あるいは遠方から名古屋を訪れるタイミングがあれば、ぜひこの機会に、音楽とコーヒーが出会う時間を体験してみてください。
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Cafe & Music ELAN
やわらかな音と、香り高い一杯を。
名古屋市熱田区外土居町9-37
光大井ハイツ1F 高蔵西館102
052-684-1711
営業時間|10:00〜23:00
定休日|月曜・第1&第3火曜日
アクセス|金山総合駅より大津通り南へ徒歩15分
市営バス(栄21)泉楽通四丁目行き「高蔵」下車すぐ
地下鉄名城線「西高蔵」駅より東へ徒歩7分
JR熱田駅より北へ徒歩9分
ゆったりと流れる時間のなかで、
ハンドドリップのコーヒーとグランドピアノの音色がそっと寄り添います
あなたの今日が、少しやさしくなるように。
Live Café ELAN でお待ちしております
