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2026年02月21日
名古屋・熱田区のライブ喫茶ELAN|音楽とコーヒーを楽しむ大人の隠れ家
名古屋・熱田区にあるライブ喫茶ELANは、「音楽とコーヒーを楽しむ大人の隠れ家」として、日々ジャズやさまざまな音楽とともにお客様をお迎えしています。
ジャズ喫茶とは?まずは歴史からゆっくりご紹介
日本の「ジャズ喫茶」は、コーヒーを飲みながら落ち着いて音楽に耳を傾けるための喫茶店として、戦後から高度経済成長期にかけて各地で広まりました。レコードがまだ高価だった時代、「良い音でジャズを聴くならジャズ喫茶へ」という文化が自然と育っていきました。お店ごとに「かける音楽の傾向」や「音のこだわり」がはっきりしていて、音楽好きの常連さんが集う、いわば大人のサロンのような場所だったと言われます。
当時のジャズ喫茶には、いくつかの特徴的なルールがありました。「店内では静かに」「曲が終わるまで席を立たない」「リクエストカードに曲名を書いてマスターに渡す」といったスタイルは、今でも昔ながらのジャズ喫茶に受け継がれています。今のカフェのように、おしゃべりを楽しむというより、「音楽に集中するための空間」であったことが大きな違いです。
また、ジャズ喫茶の多くは、大型のスピーカーや真空管アンプ、豊富なレコードコレクションを備えていました。オーディオ機器にこだわるマスターが多く、「自宅では味わえない音」に魅了されて通う方も大勢いました。ジャズ喫茶とは、単なる飲食店ではなく、「音と時間を買う場所」として愛されてきたのです。
名古屋にも、かつて数多くのジャズ喫茶がありました。昔通っていたお店がなくなってしまった、というお客様から「ジャズのレコードを良い音で聴ける場所が少なくなったね」というお話を伺うこともあります。そうした声を耳にするたびに、「ライブ喫茶ELANとして、音楽とコーヒーのある時間をこれからも丁寧に育てていきたい」と、あらためて気を引き締めています。
ある日、年配のお客様がこうお話しくださいました。「若い頃、仕事帰りに通っていたジャズ喫茶では、マスターが無言でコーヒーを出してくれてね。誰もしゃべらないのに、なんだか居心地が良かった。ここに来ると、その空気を少し思い出すんですよ」。その言葉は、私たちにとって何よりうれしい励ましになりました。世代を越えて、ジャズ喫茶の記憶が今も続いていることを、日々の営業のなかで実感しています。
ライブ喫茶ELANが大切にしている「音」と「空間」
ライブ喫茶ELANは、「音楽とコーヒーを楽しめる喫茶店」として、静かに音楽を聴きたい方も、ライブを楽しみたい方も、どちらも歓迎するスタイルのお店です。店内は広く、落ち着いた雰囲気づくりを心がけ、往年の名曲を収めたレコードが棚いっぱいに並んでいます。初めてご来店されるお客様からは、「外から見るより中は広いですね」「レコードの数にびっくりしました」と言っていただくことが多いです。
ELANの特徴のひとつが、オーナー自ら設計したライブステージと音響設備です。店内のレイアウトは、「客席から音がどう聞こえるか」を何度もシミュレーションしながら決めており、スピーカーの位置や向き、壁や床の響き方まで細かく調整しています。音楽好きのお客様だけでなく、ミュージシャンの方からも「演奏していて気持ちが良い」「音が自然に前に出てくる」とのお声をいただいています。
店内には、以下のような設備をご用意しています。
- グランドピアノ ― 生ピアノならではの豊かな響きを味わえるピアノです。
- ドラムセット ― 迫力のある生音を楽しめるアコースティックドラムセットです。
- JBL 4344スピーカー ― 力強く立体的なサウンドを再生できる名機として知られるスピーカーです。
- レーザーターンテーブル ― 針ではなくレーザー(光)でレコードの溝を読み取るプレイヤーです。
とくに、レーザーターンテーブルは、名古屋でも有数の設備として、多くのお客様に驚かれます。一般的なプレイヤーと違い、レコード盤に針を落とさずに再生できるため、レコードに物理的な負担をかけずに音を取り出せるのが特徴です。針では拾いきれない細かなニュアンスまでクリアに再現できるため、限りなく原音に近い音を楽しめると言われています。
あるジャズピアニストの方が、初めてELANのレーザーターンテーブルでご自身のレコードを聴かれたとき、「あ、レコーディングスタジオで聴いた音に近い」と一言漏らされました。ご自身でも聴き慣れているはずの音が、いつもと違って聞こえたことに驚かれたようで、その後もしばらく真剣な表情で耳を傾けていらっしゃったのが印象的でした。音にこだわる方にこそ、一度体験していただきたい設備です。
レコードで楽しむジャズ喫茶の醍醐味
ELANの店内には、ジャズを中心に、さまざまなジャンルのレコードを取り揃えております。ジャズ喫茶というと「ジャズだけのお店」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、当店ではクラシック、ポップス、映画音楽など、幅広い音楽をお楽しみいただけるよう意識してコレクションを充実させています。
レコードの楽しみ方のひとつが、「A面からB面まで、アルバムを通して聴く」ことです。配信サービスのプレイリストのように、1曲ずつつまみ聴きするのではなく、1枚のレコードに込められたストーリーを味わうように、ゆっくりと時間をかけて聴いていただく。これこそ、ジャズ喫茶ならではの贅沢だと私たちは考えています。
初めてご来店されたお客様には、よくこんな会話があります。
お客様:「レコードって、どんなふうにリクエストすればいいですか?」 スタッフ:「ジャズがお好きでしたら、お好みの楽器や雰囲気を教えてください。静かなピアノトリオが良いとか、元気なビッグバンドが聴きたいとか」
ジャズに詳しくない方でも、「夜に合う落ち着いた曲がいい」「仕事の合間にホッとしたい」など、気分を言葉にしていただければ、なるべくその雰囲気に合ったレコードをお出しします。レコードのジャケットをご覧いただきながら、「この時代のジャズは…」といったお話をする時間も、私たちが大切にしているひとときです。
ELANでは、店内のレコードをリクエストいただければ、レーザーターンテーブルで再生いたします。懐かしの曲、思い出の曲がある方は、ぜひお気軽にお声がけください。「若い頃、よく聴いていたアルバムを久しぶりに聴けてうれしい」と、目を細めて聴き入るお客様の姿に、スタッフも心を動かされます。また、店内のレコードは販売も行っておりますので、ご自宅でじっくり聴きたい一枚と出会ったときは、どうぞご相談ください。
コーヒーと音楽の「マリアージュ」を楽しむ
「マリアージュ」という言葉は、もともとワインと料理の相性を語るときによく使われますが、ELANでは「コーヒーと音楽のマリアージュ」を大切にしています。コーヒーの香りや味わいと、店内に流れる音楽との組み合わせによって、同じ一杯でも感じ方が変わるからです。
たとえば、深煎りのコーヒーには、厚みのあるサックスや、じっくりと歌い上げるボーカルジャズがよく似合います。しっかりとした苦味とコクのある一杯を飲みながら、じっと耳を澄ますと、低音の響きがいつもより豊かに感じられることがあります。一方で、軽やかな中煎りや浅煎りのコーヒーには、ピアノトリオやボサノバなど、リズムが心地よく軽快な音楽もおすすめです。明るい酸味と透明感のある音の組み合わせは、気分をすっと軽くしてくれるように感じられるかもしれません。
ELANでは、焙煎度によって変わる味わいの違いを活かしながら、そのとき流れている音楽とのバランスも意識してコーヒーをご提供しています。たとえば、休日の午後にゆったりとレコードを聴きにいらしたお客様には、少しコクのあるブレンドをおすすめし、ふとしたタイミングでバラード調の曲を流すことがあります。音とコーヒーが合わさった瞬間に、ふわっと表情が和らぐお客様を見ると、「マリアージュ」が生まれたと感じる瞬間です。
ある常連のお客様は、いつも同じ席で同じブレンドコーヒーを注文されますが、その日の気分で「今日は少し元気の出る曲を」と一言添えられます。そんな日は、リズムが心地よいピアノトリオや、軽快なボサノバを中心にレコードを選ぶことが多くなります。「このコーヒーとこの曲、合いますね」と微笑んでくださるとき、コーヒーと音楽の組み合わせが、その方だけの特別な時間をつくっているのだと実感します。
初めての方へ:ジャズ喫茶ELANの楽しみ方
「ジャズは詳しくないけれど、興味はある」「レコードで音楽を聴くのは初めて」というお客様にも、ELANを気軽に楽しんでいただきたいと考えています。そこで、初めてご来店される方向けに、当店での基本的な過ごし方をいくつかご紹介します。
まずは店内の雰囲気を味わう ご入店いただいたら、ぜひ一度、店内をゆっくり見渡してみてください。壁際のレコード棚やステージ、スピーカーなどを眺めていただくと、お店のこだわりや空気感を感じていただけると思います。
お好みの席を見つける スピーカーに近い席では音の迫力を、少し離れた席では空間全体の響きを楽しんでいただけます。読書をしたい方、音楽に集中したい方など、それぞれの目的に合わせてお選びください。
コーヒーをゆっくり味わう まずは一杯、気になるコーヒーをお試しください。どんな音楽が流れているか、耳を澄ませながら味わっていただくと、普段とは少し違うコーヒーの表情を感じられるかもしれません。
音楽のリクエストはお気軽に 「詳しい曲名がわからない」「アルバムは覚えていない」という場合も、遠慮なくご相談ください。「女性ボーカルで静かな曲がいい」「ピアノが主役のジャズが聴きたい」など、雰囲気だけでも大丈夫です。
静かな時間を共有する ジャズ喫茶の伝統として、「音楽を邪魔しない静けさ」は大切にしたいと考えています。大きな声での会話は控えめにしていただき、お客様同士が音楽に集中できる空間づくりにご協力いただけますと幸いです。
以前、レコードもジャズも初めてという学生さんのグループがいらっしゃいました。「何を聴けばいいかわからないです」と少し緊張されていましたが、「じゃあ、まずはジャズの”王道”を一緒に聴いてみましょう」と、名盤の中から数枚を選び、解説を交えながらA面を通しておかけしました。帰り際に「レコードって、思ったよりも音が生々しくてびっくりしました。また来たいです」と言っていただき、スタッフも思わず笑顔になりました。初めての一歩を踏み出すお手伝いができることは、私たちにとって何よりの喜びです。
ライブとイベントで広がる音楽の楽しみ方
ライブ喫茶ELANでは、通常営業でのレコード再生に加え、定期的にライブやイベントも開催しています。ジャズライブはもちろん、フラメンコやボーカルイベント、カラオケ大会など、ジャンルもスタイルもさまざまです。音楽を「聴く」だけでなく、「体験する」「参加する」場として、お客様に楽しんでいただけるよう企画しています。
たとえば、2026年3月15日には「フラメンコ&ボーカルフィエスタ」を開催予定です。ステージ上で繰り広げられる情熱的なフラメンコと歌声を、コーヒーとともに間近で味わっていただけます。また、ボーカルスタジオとのコラボレーションによるカラオケ大会では、歌うことが好きな方が一堂に会し、音を通じて交流が生まれる一日となりました。
ライブの日には、いつもとは少し違ったお店の顔を見ることができます。ステージにライトが当たり、グランドピアノやドラムセットが主役になり、お客様の視線が一斉にステージに向かう瞬間、店内の空気がふっと引き締まるのを感じます。その一方で、休憩時間にコーヒーを片手に談笑される様子は、いつもの喫茶店の和やかな表情そのものです。この「ライブ会場」と「喫茶店」の二つの顔を持つことが、ELANの大きな特徴です。
オーナーが自ら設計したステージは、ミュージシャンの方々にもご好評をいただいています。「音の返りが自然で歌いやすい」「ピアノの響き方がちょうどいい」といった声を多くいただき、ライブだけでなく録音スタジオとしてご利用いただくこともあります。音楽を生み出す現場としても、聴き手として楽しむ場としても、ELANの空間が役に立てていることは、私たちにとって大きな励みです。
名古屋・熱田区で「音楽とコーヒーの時間」を
ELANがあるのは、名古屋市熱田区外土居町9-37、光大井ハイツ1F高蔵西館102です。10:00〜23:00まで営業しており、定休日は毎週月曜日と第1・第3火曜日です。お仕事帰りにふらっと立ち寄っていただく方や、休日にじっくりレコードを聴きに来られる方も多く、時間帯によってさまざまな表情を見せるお店です。電話番号は052-684-1711となっておりますので、ライブやイベントの詳細、貸切利用などについてもお気軽にお問い合わせください。
名古屋には、昔から音楽文化が根づいており、ジャズライブハウスや音楽スタジオも数多くあります。その中でELANは、「日常の中でふと立ち寄れる、音楽とコーヒーの拠点」でありたいと考えています。派手な演出があるわけではありませんが、レコードの音、コーヒーの香り、木のぬくもりを感じる店内で、ゆったりと流れる時間を楽しんでいただければうれしいです。
ジャズ喫茶の歴史に敬意を払いながらも、ライブ喫茶として新しい音楽の楽しみ方を提案していくことが、ELANの役割だと私たちは考えています。静かにレコードに耳を傾ける時間もあれば、ライブで心を揺さぶられる夜もある。そんな多様な「音との出会い」が生まれる場所として、これからも一日一日を大切に積み重ねていきたいと思います。
「ジャズ喫茶は少し敷居が高い」と感じていらっしゃる方も、どうぞ気軽にドアを開けてみてください。コーヒーと音楽を好きなだけゆっくり楽しめる、名古屋の小さな隠れ家として、ライブ喫茶ELANで皆さまをお待ちしております。
ジャズ初心者さんへのおすすめの一日プラン
最後に、「ジャズもレコードもまったくの初心者です」という方に向けて、ELANでの過ごし方をイメージしやすいよう、モデルコースをご紹介します。あくまで一例ですので、もちろん自由にアレンジしていただいて構いません。
午後早めの時間に来店する 比較的静かな時間帯は、ゆったりと音楽に集中しやすく、初めての方にもおすすめです。まずは店内の雰囲気に慣れながら、コーヒーを一杯。
「おまかせで1枚」から始める ジャズに詳しくなくても、「落ち着いた感じ」「映画に出てきそうな夜のジャズ」などイメージを伝えていただければ、スタッフが1枚セレクトします。ジャケットのデザインや録音された年代のお話を交えながら、一緒に楽しみましょう。
気に入った曲を書き留める 聴いている途中で「この曲、いいな」と感じたときは、ぜひ曲名やアーティスト名をメモしてみてください。ご自宅で調べてみたり、次回のご来店時に「この前のあの曲をもう一度」とリクエストいただくのも大歓迎です。
余韻を味わいながらもう一杯 1枚のレコードを聴き終えたあと、違う焙煎度のコーヒーをお試しいただくのもおすすめです。音楽の印象とコーヒーの味の変化を、ゆっくりと味わっていただけます。
こうした一つひとつの体験が積み重なって、「自分なりのジャズ喫茶の楽しみ方」が少しずつ見えてきます。ジャズの知識がなくても、音楽とコーヒーを楽しみたい気持ちさえあれば、ELANでの時間を満喫していただけると私たちは信じています。
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Cafe & Music ELAN
やわらかな音と、香り高い一杯を。
名古屋市熱田区外土居町9-37
光大井ハイツ1F 高蔵西館102
052-684-1711
営業時間|10:00〜23:00
定休日|月曜・第1&第3火曜日
アクセス|金山総合駅より大津通り南へ徒歩15分
市営バス(栄21)泉楽通四丁目行き「高蔵」下車すぐ
地下鉄名城線「西高蔵」駅より東へ徒歩7分
JR熱田駅より北へ徒歩9分
ゆったりと流れる時間のなかで、
ハンドドリップのコーヒーとグランドピアノの音色がそっと寄り添います
あなたの今日が、少しやさしくなるように。
Live Café ELAN でお待ちしております
