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2026年01月29日
LP盤とEP盤の違いとは?音楽喫茶ELANが語る「アナログレコードの奥深い世界」
音楽とコーヒーが出会う場所から
名古屋市熱田区にあるライブ喫茶ELAN(エラン)は、音楽とコーヒーを心ゆくまで楽しめる”大人の隠れ家”のようなお店です。店内にはジャズやポップス、クラシックなど、往年の名盤レコードが並び、心地よい音に包まれながらくつろげる空間が広がっています。そんなELANには、音響好きや楽器演奏者の方だけでなく、「レコードって気になるけど、ちょっと難しそう」と感じているお客様も多く訪れます。
今回は、そんなお客様からよくいただく質問のひとつ―― 「LP盤とEP盤って、どう違うの?」 という疑問に、音の専門家である店主の視点から、やさしくわかりやすく解説してみたいと思います。
LP盤とは?大人の時間をゆったり流す長編レコード
「LP盤」という言葉は、英語の Long Play(ロング・プレイ) の略です。 その名の通り、長時間再生できるのが特徴です。
LP盤は通常、直径30センチ(12インチ) ほどの大きなレコードで、片面に約20分、両面で40分前後の音を収録できます。アルバム1枚分が入っていることが多く、アーティストの世界観をじっくり味わうのに最適です。
再生速度は 33回転と1/3(RPM) と呼ばれる速さです。これはターンテーブル上で、レコードが1分間に約33回転するという意味です。この速度によって、音質を保ちながら長時間収録できるのです。
ジャズアルバムで感じるLP盤の魅力
ELANで人気のジャズアルバムのひとつに、マイルス・デイヴィスの作品があります。CDやストリーミングでも聴けますが、LPレコードで再生するとまるでライブ会場にいるかのような感覚に包まれます。 トランペットの息遣い、ベースの低音、シンバルの余韻――。これらの細やかな音は、LP盤特有の”温もりある再現力”によって際立ちます。
当店の高音質スピーカー「JBL model4344」や、針を使わず光で音を拾う「レーザーターンテーブル」で聴くその音は、一度体験すると忘れられません。音楽を”聴く”というより、”そこに居る”ような没入感を味わえるでしょう。
EP盤とは?コンパクトな魅力を持つ小さなレコード
一方で「EP盤」は、英語の Extended Play(エクステンデッド・プレイ) の略です。 大きさは 直径17センチ(7インチ) ほどと、LPに比べてぐっと小さくなります。
再生速度は 45回転(RPM)。LP盤よりも速いため、音溝が密にならず音質が良い傾向にありますが、その分、収録時間は短くなります。片面に1〜2曲、合計4曲程度を収めるのが一般的です。
昭和のポップスが詰まったEP盤
EP盤の黄金期は、昭和30〜50年代。ELANでもよく流れる時代のレコードで、たとえば松田聖子さんや山口百恵さんのシングルもEP盤として発売されていました。 当時の若者たちは、好きな曲をEP盤で買い、友人と持ち寄って聴き比べを楽しんでいたそうです。今で言えば、スマホのプレイリストをシェアする感覚に近いかもしれません。
EP盤はサイズが小さい分、手軽に扱え、デザイン性の高いジャケットも魅力のひとつです。まるで1枚のアート作品を手にしているような楽しみ方ができます。
LP盤とEP盤、音質や用途の違い
では、LP盤とEP盤では音質に違いがあるのでしょうか? 一般的に、EP盤は音がクリアで迫力があり、LP盤は深みと温かみがある と表現されます。
- LP盤(33回転):長時間再生に向いており、アルバム収録向き。音の厚みと奥行きを重視。
- EP盤(45回転):短時間収録に特化し、シングル向け。高域がシャープでパンチがある。
どちらが”良い音”というより、聴く目的やシーンによって異なります。 たとえば、夜のELANでコーヒーを飲みながらしっとりと聴くならLP盤のジャズ。 昼下がりに気分を上げたいときはEP盤のポップス。 そんなふうに、時間帯や気分に合わせて使い分けるのもおすすめです。
レコードの構造と仕組みを知る
ここで少しだけ専門的な話を。 レコード盤の表面には「音溝(おんこう)」と呼ばれる細い溝が刻まれています。この溝の振動を、ターンテーブルの針(または光センサー)が読み取って電気信号に変換し、スピーカーから音として再生されます。
LP盤は溝が細かく長く刻まれている一方、EP盤は溝の幅が広めで、回転スピードも速い。 この違いが、音の印象――つまり”まろやかさ”や”勢い”の差を生み出すのです。
そして、ELANで使用している「レーザーターンテーブル」は、針の摩耗によるノイズや盤の傷を避け、より原音に忠実な再生を実現しています。初めて聴く方は、「これがアナログの音?」と驚かれることも少なくありません。
初めてのレコード、何から聴けばいい?
「レコードに興味はあるけど、何から手を出せばいいかわからない」 そんな声をELANではよくお聞きします。
もしあなたがレコード初心者なら、まずは好きなアーティストの作品から始めてみてください。CDやサブスクで聴き慣れた曲をレコードで聴くと、その違いがはっきりとわかります。「あれ、こんな音が入っていたんだ」という発見があるはずです。
ジャンルで選ぶなら、ジャズやクラシックはLP盤の魅力を存分に味わえます。一方、60〜70年代のロックやポップスはEP盤で発売されたものも多く、当時の空気感をそのまま楽しめるでしょう。
ELANでは、スタッフがお客様の好みに合わせておすすめの一枚をご紹介しています。「最初の一枚」を一緒に探すお手伝いも喜んでいたします。
レコードを長く楽しむために
せっかく手に入れたレコード、できるだけ良い状態で長く楽しみたいですよね。 ここでは、レコードを大切に保管するためのポイントをいくつかご紹介します。
まず、レコードは必ず 立てて保管 してください。横に重ねると、重みで盤が反ってしまうことがあります。本棚のように縦に並べるのが基本です。
また、直射日光や高温多湿を避けることも大切です。ビニール素材でできているレコードは熱に弱く、夏場の車内に放置すると変形してしまうこともあります。
再生前には、盤面のホコリを専用のクリーナーで軽く拭き取りましょう。小さなホコリでもノイズの原因になります。針についたゴミも定期的にチェックしてください。
こうしたちょっとした心がけで、レコードは何十年も美しい音を奏で続けてくれます。ELANに並ぶレコードの中には、50年以上前のものもありますが、今でも素晴らしい音を響かせています。
ELANで味わう、レコードとコーヒーの時間
レコードの音は、聴く場所や雰囲気によってもまったく異なる印象を与えます。 たとえば、ELANのステージでは、アコースティックドラムの生音とレコードの音を組み合わせたセッションも行います。 生の楽器とアナログ音が混ざり合う瞬間、その場にいるすべての人が”音の一部”になるのです。
ジャズのセッション中に常連さんがつぶやいたことがあります。 「CDの音は整ってるけど、レコードの音は”人間味”があるね」と。 まさにその言葉どおり、レコードは完璧さではなく”温度”を伝えてくれます。
そんな音を聴きながら、淹れたてのブレンドコーヒーを味わう時間。 それこそが、ELANが大切にしている「音楽とコーヒーを楽しむ」という体験なのです。
あなたのレコードを持ってきてください
ライブ喫茶ELANでは、お客様がお持ちのレコードを店内でかけることもできます。 「家に眠っているEP盤を聴いてみたい」 「古いLPを最高の音で再生したい」 そんなときはぜひスタッフにお声がけください。
また、レコード販売も行っており、気に入った一枚があれば購入も可能です。 どんな音を聴きたいか、どんな時間を過ごしたいか。スタッフが丁寧にご案内いたします。
ELANへのアクセスと営業案内
ライブ喫茶ELANは、名古屋市熱田区に店を構えています。 地下鉄名城線「伝馬町駅」から徒歩数分、静かな住宅街の一角にひっそりと佇む隠れ家的なお店です。
店内では定期的にライブイベントやジャズセッションを開催しており、プロ・アマ問わず多くのミュージシャンが演奏に訪れます。音楽を「聴く」だけでなく「演奏する」楽しみも味わえる、そんな場所です。
営業時間やイベントスケジュールは、お店のウェブサイトやSNSでご確認いただけます。 ふらりと立ち寄って、一杯のコーヒーとともにレコードの音に耳を傾ける。そんな贅沢な時間を、ぜひELANで過ごしてみてください。
おわりに:レコードは”記憶を再生する”メディア
LP盤とEP盤、それぞれの違いを知ることで、音楽の聴き方が少し変わってくるはずです。 どちらも単なる”音源”ではありません。 レコードには、時代の空気、人々の思い出、そして音楽家たちの息遣いが刻まれています。
ぜひあなたも、ELANの店内でアナログの音を全身で感じてみてください。 きっと、そこには「聴く」だけではない”音楽の時間”が流れています。
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Cafe & Music ELAN
やわらかな音と、香り高い一杯を。
名古屋市熱田区外土居町9-37
光大井ハイツ1F 高蔵西館102
052-684-1711
営業時間|10:00〜23:00
定休日|月曜・第1&第3火曜日
アクセス|金山総合駅より大津通り南へ徒歩15分
市営バス(栄21)泉楽通四丁目行き「高蔵」下車すぐ
地下鉄名城線「西高蔵」駅より東へ徒歩7分
JR熱田駅より北へ徒歩9分
ゆったりと流れる時間のなかで、
ハンドドリップのコーヒーとグランドピアノの音色がそっと寄り添います
あなたの今日が、少しやさしくなるように。
Live Café ELAN でお待ちしております
